
はじめに
こんにちは。
新卒エンジニアの採用・育成担当の目黒です。
24新卒の奮闘記vol.7となりました。
新卒に書いてもらってきた奮闘記シリーズもこれが最終回です。
今回の担当はチームF(松本・淀川・鳥山・朴・平山)です。
チームF奮闘記 ~Google Cloud研修からサービス発案まで~
こんにちは!チームFです。
チームFは以下の内容について紹介します。
- Google Cloud (GCP) 研修
- オブザーバビリティ研修
- SLO研修
- 認証認可研修
- Figma活用/UI/UXデザイン研修
- サービス発案・ソリューション企画研修
Google Cloud (GCP) 研修
この研修では、Google Cloud (GCP) の概要と各サービスを2日間にわたって学びました。
グーグル合同会社様のオフィスでクラウドエース株式会社様より講師を招き、研修を受けさせていただきました。

(許可をいただいて撮影・掲載しております)
2日間に渡る研修で以下の内容を学びました。
1日目
- クラウドコンピューティングの歴史
- アカウント管理やリソースアクセス
- Cloud Storage や BigQuery などの各サービスの概要
2日目
- 生成AIの概要
- Google Cloud が提供しているAIサービス
- Vertex AI Studio を用いた演習
- PaLM APIを使った簡単なアプリケーション構築
演習の際は、Qwiklabs という演習環境を提供するサービスを使用してハンズオンを行いました。
講師の方の進め方も非常に丁寧で、実演を交えながら説明してくださったため、楽しい雰囲気で研修を進められました。
また、質問を常に歓迎しており、時間が余った際はBigQueryのパフォーマンスを上げる仕組みなどを説明してくださいました。
さらに、昼食の際はオフィス内で提供されている社食をいただきました。
日によってメニューも異なり、私たち新卒組もそれぞれビュッフェ形式でご飯を食べました!

(許可をいただいて撮影・掲載しております)
オブザーバビリティ研修
オブザーバビリティ研修では、オブザーバビリティとは何か、どうしてそれが重要になってきているのか、そして実際の業務でどう使うかについて学びました。
オブザーバビリティとは、システムのあらゆる状態を理解し説明できる特性のことです。
昔のシステムに比べて、最近はコンテナやクラウド技術の普及により、基盤と疎結合になりやすいです。
その結果、システムが全体的に正常に動いているかどうかが、昔に比べてわかりづらくなりました。
こういった時代背景から、システムの状態を素早く把握するために、オブザーバビリティという考え方が重要になってきました。
理論だけでなく、実際にオブザーバビリティのプラットフォームを触ってみることで理解を深めました。
SLO研修
SLO研修では、SLOとは何かについて学んだ後に、実際にSLI(サービスの「信頼性」を定量化する尺度)を算出し、サービスの品質を分析するハンズオンを行いました。
SLOとはService Level Objective の略で「サービスが達成するべき信頼性の目標」となるものです。
例として「1年のうち99.9%の間、サービスを正常に稼働させる」と決めたとします。
すると「許容できるダウンタイム」を 30days x 24hours x 60min x 0.001 = 43.2 min と求めることができます。SLOについては普段はあまり意識していませんでしたが、この研修を通じてSLOの重要性を認識できました。また、実際の業務でもそれを意識して開発していきたいと思うようになりました。
認証認可研修
認証認可研修では、Webアプリケーションのセキュリティに関する基本的な概念と実践について学びました。
特に、認証(Authentication)と認可(Authorization)の違いと、それぞれの実装方法を詳しく学びました。
認証に関して
認証は、ユーザーが誰であるかを確認するプロセスです。主にログインのことを指します。
以下の2点について学びました。
- ID/パスワード:IDとパスワードを用いた認証方法と、セキュリティを意識した実装方法。特に、パスワードのハッシュ化やソルトの使用について詳しく学びました。
- ログインセッションの仕様:セッション管理の方法と、セキュリティを意識した実装方法。特に、セッションハイジャックの対策を学びました。
認可に関して
認可は、認証されたユーザーがアクセスできるリソースを決定するプロセスです。
以下の2点について学びました。
- OAuth2.0:ハンズオンを通してその歴史から認可フローを学ぶことができました。特に、Authorization Code FlowやImplicit Flowなどの具体的なフローを詳しく学びました。
- OpenID Connect:詳細な説明で認可フローに関して学ぶことができました。特に、IDトークンの取得とその検証方法を学びました。
Figma活用/UI/UXデザイン研修
Figma活用/UI/UXデザイン研修では、「UI/UXデザインはどう考えるべきか」という内容や、Figma(デザインやプロトタイピングのためのツール)の活用方法を学びました。
特に印象に残ったのは、Figmaで素早くプロトタイプを作成する研修です(一般的にはラピッドプロトタイピングと呼びます)。
Figmaには、Webページやモバイル端末画面のデザインを、インタラクティブなモックアップに変換する機能があります。
この機能を使って、画面間のリンク、トランジション、アニメーションを設定し、ユーザー体験をシミュレートできます。
これにより開発チーム内で認識がズレることを防いだり、開発の効率化につなげることができます。
DMMは新規事業の立ち上げが多い企業であり、サービス発案の段階からエンジニアがビジネスサイド・デザイナーとコミュニケーションをとるケースが多いと思います。
ラピッドプロトタイピングができれば、手軽にプロトタイプを作成して認識を合わせつつ、他職種の仲間との円滑なコミュニケーションが可能になるため、大変有意義な研修だったと感じています。
サービス発案・ソリューション企画研修
この研修では、まずチームに分かれて身近な課題を洗い出しました。次にその中から1つを選び、技術で解決する方法を考え、それをひとつのサービスとして発案するまでのフローを学びました。
3日間という短い期間ながら、サービス開発の0→1フェーズを体験できる貴重な機会になりました。研修中の具体的な流れは以下のようになっていました。
Day1
- 身近な課題のリストアップ
- 課題に関連したマインドマップの作成
- ジョブスペック分析
- 取り組む課題の決定
- 簡易ペルソナ制定
- クレイジーエイト
- 6upスケッチ
- エレベータピッチ
Day2
- 他チームへのヒアリング
- サービスのピボットとシナリオボードの作成
- プロトタイプの作成
Day3
- プロトタイプを使ったユーザーテスト
- 制作バッファ
- 最終発表
やることのボリュームがありつつも発案時間が短いことから、今までの研修で最も苦戦した新卒が多かった印象です。
加えて、この研修で考えた各チームのアイデアを2週間弱という短い期間で実装する「チーム開発研修」が最後に控えているため、実現可能性も同時に求められます。
ヒアリングの際に提案したサービスでは課題解決が難しそうだと分かり、サービスの内容を再び考えないといけなくなったチームも見受けられました。
ですが、最終的には全チームがそれぞれのサービスをプレゼンで発表することができました。
各チームが考えたサービスは後続のDMM INSIDE記事で紹介予定です。ぜひご覧ください。
終わりに
今年の新卒技術研修に関する記事は次が最終回です。
6チームにわたって、新卒メンバーが主体的に記事を書いてくれました。
この形式は初めての試みでしたが、研修と並行して意欲的に書いてくれて素晴らしかったです。
(設定した期日よりもかなり前倒しで提出してくれたので、自分が間に合わないくらいのスピード感でした。)
これをきっかけに、配属後も自身の業務をたくさんアウトプットしてくれたら嬉しいです。
次回は技術研修の締めとなる記事をお届けします。
また、研修で使用した資料は、公開できる範囲でまとめて公開する予定です。
お楽しみに!