【WHY DESIGN TOKYO 2019 登壇レポート】チームビルディングを学ぶワークショップ

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河西 紀明(@norinity1103)
CTO室 Designer
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皆川 祐希(@yu_kgr)
プラットフォーム事業本部 Developer
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宮吉 哲平
ライツ事業部 Designer
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高島 由貴
プラットフォーム事業本部 Designer

こんにちは。デザイナーの高島です。

2019年2月9日・10日の2日間にかけて、DMMイベントスペースにてデザインカンファレンス「WHY DESIGN TOKYO 2019」開催されました。

弊社からは、「チームビルディングを学ぶワークショップ 〜まちづくり編〜」に4名が登壇しました。

本記事では、当日の雰囲気や様子を感じられるように、ワークショップ・プロセスを中心にレポートをお届けします。

なぜ、チームビルディングが必要なのか

オープニングは私、高島から「なぜ、チームビルディングが必要なのか」についてお話しました。

ニーズが複雑・多様化しているなか、人は溢れるほど提供されるモノから欲しいものだけを選び取るようになりました。もはや1つの視点だけでは、すばやく要望に応えることはできません。

このような困難な状況でありながら、最適なユーザー体験を提供するにはどういった体制があるでしょうか。

2018年に体制をスクラム開発に移行したDMMでは、文脈・価値観の異なる職種が同じチームで働いています。
そこでは、考え方の異なる職種が集まることで各々の、「ユーザーにとって価値のあるサービスを提供する」ことが全員の最終目的だとしても、認識に齟齬が生じることがたびたび起こり得ます。

異なる文脈・価値観を持つメンバーで開発をするにあたっては、

  • お互いの価値観やそれに至る文脈の理解
  • チームが向かうべき共通ゴールの認識合わせ

の2つは最低限必要で、「チームメンバーと気軽に話し合える環境」が大切だと考えています。「分かっているけど、そんなの気軽に話し合えたら苦労しないよ!」という声もよく聞く話です。しかし、最適なユーザー体験を考え、届けるにあたって考えるべきことは、デザイナー1人で行うにはあまりにも多い作業です。

ですので、1人で頑張るよりも大きな効果を生み出すためにチームメンバーの力を借りましょう!

そのような経緯で、今回は「チームの力を最大化するチームビルディング」のワークショップを行いました。

今回のワークショップ内容は、スクラム開発を採用したチームを対象にScrum Simulation with LEGO Bricks(原書)をアレンジした独自の社内研修に基づいています。

チームビルディングを学ぶワークショップ 〜まちづくり編〜

オープニングでこれまでの経緯等の説明が終わったあとは、河西より「チームビルディングを学ぶワークショップ 〜まちづくり編〜」が始められました。

ワークショップでは、まず10分ほどチームビルディングに関わるマインドについて座学し、そのあとで、スクラムの全体的なプロセスをワークショップで体験してもらいます。

おおまかに下記3つの流れで実施しました。

  1. 街に住む家族になりきって理想の街の要望を出し合い、優先順位をつけてリスト化する
  2. 開発者として「理想の街」を実現するための作業を確認し、ブロックで街を作る
  3. 要望元のチームに作成した街をレビューしてもらう

参加者は「要望を出す顧客」と「要望を叶える開発者」の2つの役割を行ったり来たりしながら、理想のブロックの街を作っていきます。このとき、自分たちのチームが考えた理想の街は自分たちが作るわけではなく、他のチームが作ります。

つまり、

  • 「要望を出す顧客」として、チームで理想の街を考える
  • 「要望を叶える開発者」として、他チームが理想とする街を作る

のように、顧客と開発者の双方の立場からチームビルディングを体験することができます。

1.街に住む家族になりきって「理想の街」の要望を出し合い、優先順位をつけてリスト化する

さっそくワークショップ開始です。

まずは、要望を出す「顧客」としての作業から。

ここから、チームメンバーは家族になりきります。

家族会議を開いて、理想の街にどんな施設が欲しいか要望を出し合っていきます。

要望カードは、いい感じの街をイメージしながら模造紙に配置していきます。

さらに、お絵かきも。

施設の外観はもちろん、街の様子を想像しやすいように山や川も書いていきます。

施設の絵を書いた要望カードは模造紙から避けて、別のスペースに街に欲しい優先順位で並べておきます。

2. 開発者として「理想の街」実現のための作業を確認し、ブロックで街づくり

ここで、顧客から「開発者」へ役割を切り替えます。

他チームが考えた要望カードを確認しながら、「どう実現するか」を整理していきます。街づくりをするために足りない情報は、顧客の代表者にヒアリングを行い明確化していきます。整理し終わったら、「理想の街」を実現するためブロックでの街づくり開始です。

わらわらとブロックを取りに集まる参加者

みんな一心不乱にブロックを組み立てていきます。

このときが、ワークショップの中で一番楽しい瞬間かもしれません。

そして、すぐにタイムアップです!

3. 要望元のチームに、作成した街をお披露目する

お披露目会では、「顧客」と「開発者」の両方の役割をします。

開発者として、作った施設の説明を行って要望元からフィードバックをもらい、

顧客として、要望どおりの施設ができているのかを開発元に返答します。

要望どおり完成したものから、屋根が作れず未完成のものまでさまざまです。

しかし、初めて体験される方が多いなかで「こんなにクオリティの高い成果物を出せるのはすごい……!」と感じました。

真剣にお披露目し合う参加者の方々

庭の木をタイヤで代用し、時間短縮する工夫も

4. 自分たちの開発について、振り返る

お披露目会が終わったら、「開発者」として次の開発をより効率的にするための具体的なアクションを考えます。

  • タスクをより細分化する
  • 優先順位の高いタスクに注力する
  • 他メンバーの状況を見る
  • 完成イメージをチームで共有し合う

など、次の開発をより改善できそうなアクションがたくさん出ました。

講師陣も、チームを個別サポート

経験から学びへ、学びから行動へ

最後に、皆川より今回のワークショップ全体の振り返りと、次にできるアクションについてお話しました。

参加者の感想としては、

  • 顧客の課題や要望をより深く理解し、正確な要件定義を行いたい
  • 自分だけでなく、メンバーの状況をお互いに気にかけて行動したい
  • タスク、進捗、学びなど情報を見える化していきたい

などの声がありました。

何かしら得られたものがあったなら、私たちもうれしいです。

参加者の皆さんの学びと、次の行動

今回のワークショップで私たちが伝えたかったこととしては、下記になります。


  • ユーザーに対する理解も大事、加えて「協業者に対する理解」もとても大事。
  • 相手が「なぜそう考えるのか?」を理解しようと心がけることで、目的は一緒なのに方法や手段で対立することは止めよう。そして、スムーズにユーザーへ価値を届けよう!

我々もスクラムの手法ではなく、マインドを体験してもらいたいということを特に意識していましたが、参加された方々を拝見したところ、それが十分に伝わっているようで我々もひと安心しました。

成果物を 一堂 に会した様子

最後に

今回、本来なら5時間は欲しいワークショップでしたが、3時間というかなり短縮した形となりました。当日ご参加の皆さん、お疲れさまでした!

参加者ならびに設営・運営を手伝ってくれた方々の協力のおかげで、なんとか時間内に終わらせることができました。

また、私たちとしても、このような登壇の機会をいただき、多くの学びと次に繋げるアクションが得られました。

今回はありがとうございました!

DMMは「テックカンパニー化」というミッションを達成するために「DMM TECH VISION」を掲げています。

今後も、今回実施したような研修も取り入れながら、プロダクトを改善するサイクルを回していきます。

より「なんでもあり」なDMMへ進化していく予定ですので、興味のある方はカジュアルにお話を聞きに来てみてください。

DMM Recruit

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